ビザ免除プログラム(VWP) では、39カ国の国民がB-1/B-2ビザを事前に取得せずに米国へ渡航することが可能になります。VWPの最大のメリットは、旅行者の急な観光、ビジネス、医療または乗り継ぎの際でも簡単に米国に渡航することができる点です。2009年1月12日から電子渡航認証システム(ESTA)がビザ免除プログラムの一部となり、船舶または航空機で米国へ渡航する旅行者全員に義務付けられました。
ESTAとは、“Electronic System for Travel Authorization”(電子渡航認証システム)を略したものです。ESTAは、旅行者が航空機または船舶で米国に渡航する前に事前検査を行うため米国政府により開発されたオンラインのアプリケーションシステムです。渡航するすべての旅行者を事前検査し、ビザ免除プログラムのもと渡航する資格があることを確認することが目的です。ESTAはオンラインでのみ利用可能で申請には費用がかかります
ビザ免除プログラムのもと米国渡航する旅行者は有効な渡航認証(ESTA)の承認、保持が必要になります。上記は、大人、子供そして乳幼児に対し適用されます。すべての旅行者に承認が必要になり、各自のパスポートとは別に渡航認証が必要になります。ESTAはビザ免除プログラム、船舶または航空機で米国へ渡航する場合に必要となり国境を超える際には、渡航認証は必要ではありません。